既刊号

第6号: 2023.10

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NCR2018理解増進に向けた投稿のお願い

NCR2018が刊行されてから5年が経過しています。しかし,その実運用が図書館の世界で始まったのは、例えば国立国会図書館が適用を開始したのは2021年1月からなので,まだ3年は経過していません。その中で,これまでの目録規則とは基本コンセプトを異にするNCR2018を図書館の現場のみならず,司書課程の教員や学生がこれを理解し活用することが求められています。NCR2018を扱う何冊かの教科書や啓蒙書も出版されていますが,本誌に於ても,司書課程の授業研究に関する報告,実例を含めた親しみやすい入門講座,Q&A形式の問答など,NCR2018の理解増進に向けた投稿を呼び掛けたいと思います。その呼び水となるために,本号で大学の司書課程教育の二つの実践報告を掲載することとしました。形式内容は問いません。まずはNCR2018を通して,本誌が目録規則-司書教育-組織化作業現場、さらには利用サービスやOPAC等の利用者との相互の接近になんらかの貢献ができればと思っています。投稿をお待ちしています。         『メタデータ評論』編集委員会

<翻訳>

IFLA Working Group on Aggregates著 ; 橋詰秋子,小林美貴訳. 集合体現形(Aggregate)に関するワーキンググループ最終レポート・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

<資料紹介>

古川 肇. パリ原則への討議 -森耕一「目録原則に関する討議」続編-(上)・・22

<研究ノート>

和中幹雄. 「パリ目録原則」をめぐる議論(その2) : 日本目録規則1965年版の策定まで-日本における近代目録法をめぐる論争を読む (5) - ・・・・・・・・・ 44

<実践報告>

岡田大輔.  情報資源組織論でNCR2018をこう教えています・・・・・・・・・・ 67

蟹瀬智弘.  『日本目録規則2018版』に基づく「情報資源組織演習」実践例・・・75

<English Index>

Metadata Reviews

第5号: 2023.4

目次

<研究ノート>

古川 肇.  パトリック・ウィルソンの一論文を読む ―目録の目的― ・・・・・ 1

千葉孝一.  IFLA LRM試論(4)概念モデル・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10  

蟹瀬智弘.  NCR2018における非統制形アクセス・ポイントと記述の根幹について・30

和中幹雄. 「パリ目録原則」をめぐる議論(その1)―日本における近代目録法を

めぐる論争を読む (4) ― ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37 

Metadata Reviews

第4号: 2022.10

目次

<研究ノート>

柴田正美. 『基本件名標目表』の成立過程と第4版以後の状況について・・・・・ 1

蟹瀬智弘. 『日本目録規則2018年版』における書誌データと典拠データの概念について                             ・・・・・・13 

千葉孝一.  IFLA LRM試論(3)モデル・規則・行為 ・・・・・・・・・・・・・21 

<評伝>

古川肇.  ダマノフスキイ・アーコシュの生涯と事績(下)・・・・・・・・・ 46

<特集:IFLA LRM読解シリーズ>

<エッセイ>

木村麻衣子.  ユースケースとは何か ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59

<English Index>

Metadata Reviews

第3号: 2022.4

著者と読者を仲立ちする目録・分類・索引・メタデータをめぐる議論と情報交換の場

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J-STAGE登載について

本誌はJ-STAGE登載誌です。

J-STAGEで検索・閲読できるほか、国立国会図書館サーチなどで書誌情報を検索できますし、CiNii ResearchやGoogle Scholarなどでは本文を閲読することも可能です。

多くの読者を得ることができますので、奮っての投稿をお待ちしております。

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目次

<評伝>

古川肇.  ダマノフスキイ・アーコシュの生涯と事績
(上)・・・・・・・・・・・・・・  1

<研究ノート>

千葉孝一.  IFLA LRM試論(2)セミオティクス ・・・・・・・・・・・・・・・18

和中幹雄. 「記述独立方式」をめぐる1950年代の論争(2)と国立国会図書館の印刷カード頒布サービス-日本における近代目録法をめぐる論争を読む (3)-・・・ 37

<特集:IFLA LRM読解シリーズ>

田窪直規.  IFLA LRMについて: 主として 1章(序章)に注目して ・・・・・・・72

荒木のりこ.  IFLA LRM「第4章 モデル定義 4.1. 実体」を読む ・・・・・・・・78

<English Index>

Metadata Reviews

第2号: 2021.10

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J-STAGE登載のお知らせ

本誌は2021年9月にJ-STAGE登載誌として採択されました。
今後はJ-STAGEで検索・閲読できるほか、国立国会図書館サーチなどで書誌情報を検索できますし、CiNii ArticlesやGoogle Scholarなどでは本文を閲読することも可能です。
これにより今まで以上に多くの読者を得ることができるようになったと考えます。奮っての投稿をお待ちしております。
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目次

<翻訳>

Karen Smith-Yoshimura著 ; 橋詰秋子,福山樹里訳. OCLC報告書『次世代のメタデータ

への移行』抄訳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  1

<研究ノート>

古川肇. 新RDAに関する管見  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  22

千葉孝一. IFLA LRM試論 (1) オントロジ―(承前) ・・・・・・・・・・ 30

和中幹雄. 「記述独立方式」をめぐる1950年代の論争 (1)-日本における近代目録法

をめぐる論争を読む (2)- ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52

古川肇.  「91ヵ条規則」の成立過程の謎  ・・・・・・・・・・・・・・・  67

<特集:IFLA LRM読解シリーズ>

今野創祐. IFLA LRM「第3章 利用者と利用者タスク」解説 ・・・・・・・・ 73

<English Index>

Metadata Reviews

第1号(創刊号): 2021.5

創刊の辞

本誌は、「著者と読者を仲立ちする目録・分類・索引・メタデータをめぐる議論と情報交換の場」と銘打って、図書館分野に限らず、類縁機関(文書館・博物館・美術館等)、出版社、書店、デジタルアーカイブなどの情報も含めた広範囲の情報資源組織化(目録・分類・索引・メタデータ)を対象範囲とする「総合雑誌」です。

本誌は、図書館情報学を核としますが、情報学(ドキュメンテーション)のみならず、書誌学、歴史学、哲学、教育学、言語学、文学、社会学、法学、経済学などの観点からの投稿も大歓迎します。

本誌は、論文、エッセイ、研究ノート(未定稿の論文)、調査報告、ケーススタディー、提言、随想、ニュース、図書館紹介、書評・新刊紹介、資料紹介、豆記事、文献目録(稿)、翻訳など、どのような形式のものでも投稿を受け付けます(投稿規程をご覧ください)。

「メタデータ評論」編集委員会
2021年5月1日

目次
<研究ノート>

古川肇. ルベツキイの最終論文を読む-ルベツキイから見たパニッツィ ・  1

千葉孝一. IFLA LRM試論 (1) オントロジ― ・・・・・・・・・・・・・・ 16

和中幹雄. 『学校図書館』誌における記入論争1951~1955-日本における近代目録法をめぐる論争を読む (1)- ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24

<提言>

徳原靖浩. 大学図書館におけるアジア資料の分類付与状況と、目録業務に関する提言 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47

<新刊紹介>

古川肇. 『コロンブスの図書館』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 55

<特集:IFLA LRM読解シリーズ>

IFLA LRM読解シリーズ>のコーナー開設について ・・・・・・・・・・・・  58

和中幹雄. IFLA LRMの訳語をめぐる問題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 59


<文献目録>

和中幹雄編. 『Technical Services』『整理技術研究」』『資料組織化研究』『資料組織化研究-e』総目次とコンテンツ等への案内 ・・・・・・・・・・・・・・ 65

<English Index>

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